ローマンゴンサレス 9RTKO 八重樫
八重樫はエドガルソーサ戦をイメージしてたはずだが。
2Rから強烈にプレッシャーをかけ、即完全に八重樫の足を殺した。
それならと八重樫は打ち合い上等で望んだが。3R、左フックの相打ちからダウン。これで完全にローマンゴンサレスのペースになったな・・・
しかし、ローマンゴンサレスはディフェンスが素晴らしすぎるな。
オフェンス力の差もあったが、ディフェンス能力の違いが勝敗を大きく分けたと思う。なぜこれまで無敗なのかがこのディフェンスを見るとわかるし納得させられた。
八重樫のワンツーをパリで止め、左ボディはひじで止め、上に帰ってきた左フックは頭を流す。
そして八重樫の右オーバーハンドはひじで跳ね上げる・・・うますぎるわ。
パンチの角度が凄すぎた。これはわかってたことだが。左右で軽いショートを打ちながらガードを前に移動させて右ストレートを打ち下ろし、続けざまにアッパーを突き上げる。八重樫はこのアッパーは見切ってたが上体を起こされてしまうため、とどまってカウンターを打ち込めなくなるし、下げさせられて自分の距離を見失ってしまう。そしてそこに間髪いれず、左右上下にいろいろな角度のパンチをまとめてくるから休む暇もない。そして左アッパー、右クロス、左フック、どのパンチをもらっても一発で効いてしまう。
ディフェンスが素晴らしすぎるから消耗戦にもならない。
それでも試合が素晴らしく上質だったのは、あれだけ効いていたのに、八重樫が迎え撃って勇気を振り絞って上下左右に素晴らしく速く強いパンチを打ち続けたから。ローマンゴンサレス相手にこれだけパンチを交錯させる選手はいないからな。
効かされては打ち返し、下がってはまた前に出てパンチを当てにいき、勝利をあきらめなかったが・・・最後はパンチ力に耐え切れず、力尽きるようにダウン。レフェリーが即止めたが、妥当な判断だった。
分かってた事だがパンチ力も凄かったな・・・選手として完璧すぎる。
しかし世界の壁は高いな・・・八重樫はこの数試合で素晴らしくエクセレントな選手であることを証明したが、それでもローマンゴンサレスには上を行かれた。
本物の選手はやはりまるで違う。日本に来た選手でも最上級の選手だな。あらためて感じた。
しかし残念だった・・・無念。でも、負けはしたが、みな納得したんじゃないかな。最高のGoodLooserだった。
八重樫は今後どうするんだろ。もうこれ以上の相手はいないから引退かな???
しっかり休んで今後をしっかり考えて欲しい。とにかくゆっくり休んで欲しい。
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